【本当の採用費】求人広告以外に“どれだけ払ってる”か知っていますか?建設業の隠れコストを暴く

「広告費は減ったのに、採用コストは下がらない」──その理由は“見えない出費”にある

「Indeed無料でやってるし、広告費はそんなにかかってない」
そう言う社長ほど、採用費の本当の額を把握していない。

求人広告費は“採用費の一部”にすぎません。
実際には、採用活動の裏で人件費・教育費・離職コストなど、
数字に現れない出費が膨らんでいます。

私が人事部長時代に再計算したら、驚きました。

「求人広告費200万円」
のつもりが、総採用費は680万円

今回は、この“求人広告以外の採用費”の正体を、データと実例で解き明かします。

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① 🟧「採用費=広告費」ではない

本当の採用費は“6つの費目”でできている

多くの経営者が“求人広告費”しか見ていません。
しかし、実際には以下の費目が発生しています。

費目内容平均コスト(1名採用あたり)
① 求人広告費Indeed・求人媒体など約15〜50万円
② 採用担当者の人件費応募対応・面接調整など約10万円
③ 面接・試験関連費現場管理者の同席・交通費など約5万円
④ 教育・研修費初期教育・OJT時間約10〜20万円
⑤ 定着支援・フォロー費メンター制度・人事面談など約5万円
⑥ 離職コスト採用失敗による損失約50〜100万円

合計すると、1名あたり約90〜180万円が実際の採用コスト。
広告費だけを見ていると、実態の半分も掴めていません。


② 🟧建設業は採用コスト構造が“最も重い”業界

採用単価は製造業の約2倍

日本求人情報協会の統計によると、
建設業の平均採用単価は約120万円/人
これは製造業の約2倍、小売業の約3倍です。

背景は、

  • 採用難(応募母数が少ない)
  • 教育期間が長い(即戦力化まで6〜12ヶ月)
  • 離職率が高い(平均27%)

つまり、「広告を出しても採れない」構造的問題が、
採用単価を押し上げているのです。


③ 🟧「求人広告を削ってもコストは下がらない」

“見えない採用費”が放置されている

私が顧問を務めているある会社では、
広告費を減らしたのに、採用費が前年と変わりませんでした。

調べてみると──
・応募対応の人件費が月40時間分発生
・面接を3回やっていた
・入社1ヶ月で辞めた人が3人

つまり、広告費を減らしても「ムダな工数」が減っていなかった
これが、採用費削減が進まない最大の原因です。


④ 🟧「採用コスト構造」を再設計する3ステップ

“広告費以外のコスト”を減らす仕組み化

ステップ1:応募導線を一本化

複数媒体からの応募を一元管理。
返信・面接調整のムダを削減すれば、担当者の人件費を30%削減できます。

ステップ2:面接工数を減らす仕組み化

一次面接をオンライン化、または動画選考を導入。
現場管理者が現場を抜ける時間を1人あたり平均3時間削減。

ステップ3:早期離職を防ぐフォロー制度を整備

教育や定着支援に5万円投資するだけで、
離職コストを100万円単位で削減できます。

この“採用動線設計”については、こちらで詳しく解説しています →
👉 採用成功の具体ステップはこちら


⑤ 🟧求人広告費を半減し、採用単価を1/3にした会社

「仕組み採用」でムダをなくした中小企業のケース

私が支援した都内の建設会社(従業員25名)は、
年間広告費200万円 → 90万円に削減。

取り組んだのは次の3つだけでした。

  1. Indeed無料枠+自社HPへ集約
  2. 応募返信テンプレートで業務時間短縮
  3. 面接からフォローまでを自動スケジュール化

結果、応募数:6倍/採用単価:150万円→45万円/離職率:40%→15%。
「求人広告を増やす」よりも、「導線を整理する」ほうが成果につながりました。

教育体制の整え方はこちらでも解説しています →
👉 入社後フォロー体制の整え方


⑥ 🟧採用費を“投資”として設計する時代

「安く採る」より「ムダをなくす」方が利益は残る

これからの建設業では、
採用コストを下げる=安く採るではなく、
**“使い方を最適化する”**ことが重要になります。

1人あたりの人件費が上昇している今、
採用で失敗すれば、その損失は“給与の数倍”。

だからこそ、採用は「営業活動」と同じく、
ROI(費用対効果)で管理すべき投資領域なのです。


⑦ 🟧「採用費の見える化マニュアル」

“見えないコスト”を洗い出して利益構造を変える

この記事で紹介した「採用費の構造設計」は、
noteでテンプレート付きで公開しています。

内容:

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  • 応募導線設計マップ
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採用費を“費用”ではなく“投資”に変えたい会社には必読の内容です。

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⑧ 🟧「採用は“気合”ではなく“仕組み”」

求人広告費だけを見ていては、永遠に採用は改善しない

建設業の採用は、広告費より構造の見直しがすべて。
面接・教育・離職──そのすべてが“見えない採用費”です。

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