「人がいない会社に未来はない。建設業が売上を伸ばすための人材戦略」

「人がいなければ、どんな受注も意味がない」

「受注はあるのに、現場を回せる人が足りない」
「忙しすぎて新しい案件を断っている」
──そんな建設会社、実は全国に驚くほど多いのです。

どんなに営業が頑張っても、現場を動かす“人”がいなければ売上は上がりません。
だからこそ、建設業における“売上を上げる最重要戦略”は「人材確保」なのです。

この記事では、私が人事部長として売上5倍を達成した際に実践した「採用で売上を伸ばす仕組み」についてお話しします。

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① 「仕事があるのに回らない」──現場が止まる構造

人材不足は、最大の“売上ロス”要因

実は、売上が伸びない建設会社の多くは「受注不足」ではなく「人手不足」が原因です。
職人がいないために、

  • 受注した工事を後ろ倒し
  • 下請けに外注して利益率ダウン
  • 忙しさでミスが増え、クレーム発生

結果的に利益も評判も落ちるという悪循環に陥ります。

ある経営者がこう言っていました。

「人が3人いれば、売上が月1,000万は変わる」

まさにそれが真実。
採用は“コスト”ではなく、売上を作るための投資です。


② 売上を上げる建設会社の共通点

「採用を経営の中心」に置いている

売上を伸ばしている会社に共通するのは、
「採用=営業」「採用=経営」と位置づけていることです。

私が担当した建設会社A社(従業員12名)は、以前こうでした:

  • 年間200万円の求人広告
  • 応募10名以下
  • 採用0〜1名

そこで私たちは“採用の仕組み”を刷新。
求人原稿・応募導線・面接プロセスの全てを再設計しました。

結果、応募200名/採用20名/売上5倍を達成。
「人を採る」→「現場を増やす」→「売上が上がる」──この流れを作っただけです。

👉 関連記事:採用で売上を変えた中小建設会社の実例


③ なぜ「人材確保=売上向上」なのか

1人の採用が“月100万円の売上増”を生む理由

1人の職人が月に担当できる施工量を考えると、
例えば外構工事なら1件20〜30万円。
1ヶ月に4件こなせば月100万円以上の売上を生みます。

つまり、1人採用=年間1,000万円の売上増

さらに、

  • 忙しい現場の負担が減る
  • 追加受注が可能になる
  • ミスやトラブルが減る

といった副次効果もあります。
採用とは、未来の売上を先に作る行為なのです。


④ 人が集まらない会社が陥る“採用の落とし穴”

求人広告に頼るだけでは、永遠に変わらない

「広告を出しても来ない」
「高い掲載料を払っても応募ゼロ」

そんな状況を何年も繰り返している会社は、
“求人広告会社任せ”にしているケースが多いです。

採用は**「原稿設計 × 導線設計 × 面接導線」**の3つが噛み合って初めて成果になります。
求人広告を「出すだけ」で終わらせてはいけません。

👉 関連記事:求人広告の効果を最大化する導線設計の考え方


⑤ 実際に売上を上げた“採用の仕組み”とは?

現場理解から逆算した3ステップ

私が導入した「採用×売上アップモデル」は、以下の3ステップです。

ステップ①:ペルソナを“現場の声”から作る

営業や事務ではなく、**現場職人が「一緒に働きたい人」**を基準に設定。
リアルな人物像を描くことで、ミスマッチを防ぎます。

ステップ②:求人原稿を“会社の強み”ではなく“働く人のメリット”で書く

「残業少ない」「安定」よりも、「先輩が丁寧に教える」「資格取得サポートあり」など、
成長できる環境を伝えることが重要です。

ステップ③:面接を“説明会型”に変える

応募者に「選ばれる会社」から「選び合う会社」へ。
仕事の実物や写真を見せると、入社後のギャップが減ります。

これにより、定着率と生産性が同時に上がり、売上は5年で5倍に伸びました。


⑥ 採用は「コスト」ではなく「売上戦略」

採用単価を下げながら売上を上げる方法

当社の実績では、

  • 応募単価:3万円以下
  • 採用単価:40万円以下(業界平均の1/3)
    を実現。

しかも、人員増加により施工量が2倍、売上は5倍。

つまり、採用コストをかけるどころか、
採用を仕組み化することで“利益”を生み出せる構造に変わったのです。

「採用職人の採用支援サービス」では、こうした設計を実務レベルで再現できます。
求人原稿の作成から導線最適化、採用面接の改善まで、御社専用に仕組み化支援を行っています。
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⑦ note限定:「売上を伸ばす採用設計マニュアル」

“人材確保=売上向上”を実現する実務テンプレート

この記事で触れた採用戦略の全プロセスを、
テンプレート付きで体系化したnoteを公開しています。

内容は、

  • 現場職採用のペルソナ設計テンプレート
  • 原稿改善チェックリスト
  • 売上と採用の連動モデル図解

をすべて収録。

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1人の採用が年間1,000万円の売上につながるなら、
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知らないまま求人広告を打ち続けるより、ずっと確実で再現性があります。


⑧ まとめ:「売上を上げたければ、人を採れ」

採用は、建設業の“未来投資”である

売上アップの本当のスタート地点は“受注”ではなく“採用”。
人がいなければ現場は回らず、利益も伸びません。

いま最優先すべきは、「どう人を確保し、続けてもらうか」。
採用を経営戦略として扱う会社こそ、次の時代を勝ち残ります。

採用は“気合”でもなく、“高額な予算”でもなく、“仕組み”。
御社の売上を変えるのは、まず「人を採る力」です。