採用を“コスト”と思う会社と“投資”と考える会社、その売上差はいくら?

「3人増えたら、売上がいくら伸びるか?」──この質問に答えられますか?
経営者の多くは、「採用費が高い」と嘆きます。
でも、「人が3人増えたら売上がいくら上がるか?」と聞くと、
ほとんどの会社が答えられません。
それはつまり──
“採用の成果”を数値で捉えていないということ。
採用費を“支出”と見れば負担。
でも、採用を“投資”と見れば、回収可能な経営資源になります。
採用職人は建設業に特化した中小企業様向けに採用支援サービスを提供しています。
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建設業の「1人あたり売上」は約1,800〜2,500万円
国土交通省と建設経済研究所のデータによると、
中小建設業の1人あたり年間売上高(労働生産性)は1,800〜2,500万円前後。
たとえば:
- 土木系:平均 約2,300万円/人
- 住宅・リフォーム系:平均 約1,800万円/人
- 設備・内装系:平均 約2,000万円/人
つまり、3人採用できれば売上は約5,000万〜7,500万円アップするポテンシャルがある。
これは、追加で受注できる現場が増えることに直結します。
人がいれば、仕事を断らなくて済む。
現場が回る=粗利が増える。
採用は“コスト”ではなく、“売上を生む装置”です。
採用単価と売上増加の関係を試算
仮に、1人採用するコストが40万円だったとします(当社実績ベース)。
3人採用で120万円の投資。
そして、その3人がもたらす売上は
約6,000万円(=2,000万円×3人)。
──ROI(投資対効果)を計算すると、
6,000万円 ÷ 120万円 = 50倍。
つまり、採用コストの50倍以上が“売上”として返ってくる。
しかも、1年限りではなく、
定着すれば翌年以降も同じように稼働できる。
5年勤めれば、単純計算で3億円以上の売上効果です。
採用のROIは、建設業における“最強の投資案件”です。
それでも「採用にお金をかけたくない」と言う理由
なぜ、多くの会社はこの計算をしないのか?
理由は3つあります。
① 採用を“経費”としてしか見ていない
広告費・人件費・面接時間。
どれも「費用」として処理される。
でも、それが“売上の起点”だという認識がない。
② “人が辞める前提”でしか考えていない
「どうせすぐ辞める」
──この言葉が、最も会社を貧しくします。
採用しても定着しないのは“採用プロセス”の問題であり、
“人の質”のせいではない。
③ 数値化できる人事がいない
採用の成果を数字で示せない。
だから、経営判断が「感覚」で止まる。
採用を“数字”で語れない会社に、
採用を“戦略”として動かすことはできません。
「3人=○億円」を実現する採用戦略の3ステップ
ステップ①:売上基準で“採用目標”を決める
「何人採るか」ではなく、「売上をいくら伸ばすか」。
たとえば、来期売上+1億円を目指すなら、
→ 1人あたり売上2,000万円 × 5人採用。
採用人数は“目的の結果”から逆算する。
ステップ②:採用単価を可視化し、費用対効果で判断する
1人採用にかかるコスト(広告+時間+教育)を算出。
採用単価が50万円でも、売上2,000万円なら40倍のリターン。
これを「支出」と見るか、「投資」と見るかで経営が分かれます。
ステップ③:定着を仕組み化して“投資の回収期間”を伸ばす
採用しても辞めればマイナス。
だから、教育と定着を“採用設計”の一部に組み込む。
→ 建設業専用 教育動画・面談テンプレート〜“見るだけ・話すだけ”で育つ仕組みをつくる〜
3人の採用で売上1.5億円アップした会社の話
都内の土木会社C社(従業員25名)は、
「人がいれば仕事はいくらでもある」という典型的な状態でした。
採用を強化し、半年で3人の若手を採用。
初年度の追加施工量:+1.8億円
人件費・教育コストを差し引いても、純増利益は約3,000万円。
採用単価は1人40万円。
つまり、3人で120万円の投資が3,000万円の利益を生んだ。
採用を“広告費”と見る会社は支出で終わる。
“生産力投資”と見る会社は利益で回収できる。
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“採用=人件費”ではなく、“採用=生産設備”
建設業における「人」は、
工場で言えば“機械”と同じです。
新しい機械を導入すれば、ラインが増える。
人を採用すれば、現場が増える。
でも多くの会社は、機械には投資するのに、
“人”への投資は後回しにする。
この差が、5年後の売上格差を生みます。
採用を“経費”から“資産”に変えた会社だけが、
人手不足の時代に伸び続けています。
採用は「人を増やすこと」ではなく、
「売上を増やす力を持つこと」です。
【note案内】採用が“売上を生む装置”になる仕組みを公開
この記事で紹介した「採用を投資として回す設計図」は、
noteでテンプレート付きで公開しています。
価格は¥4980。
1人採用できれば即回収できる金額です。
採用コスト・生産性・ROIまで可視化するテンプレート付きで、
「採る」から「儲かる」へを実現できます。
【まとめ】「3人採れたらいくら儲かる?」と聞ける経営が強い
建設業の人手不足は、採用数の問題ではありません。
「採用=利益を生む装置」と考えられるかどうか。
3人増えたら、売上は約6,000万円。
定着すれば、5年で3億円。
採用を「コスト」と見るか、「資産」と見るか。
それが、5年後の会社の命運を分けます。
採用は“気合”でもなく、“高額な予算”でもなく、“仕組み”。
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