建設業の新人が続かない本当の理由と、入社後フォローの仕組み化で変わった現場

「やっと採用できたのに、3ヶ月で辞めた」──その繰り返しを止めませんか?

面接の印象は良かった。入社初日も元気だった。
でも3ヶ月後、「すみません、ちょっと合わないかも」と連絡が来る。

この瞬間、社長の頭をよぎるのはこうです。

「また最初からか……」

原因は“採用の質”ではなく、“入社後フォローの仕組み”にあります。
今回は、私が人事部長時代に「フォロー体制を整えて離職率を半減させた実例」と、
中小企業でも明日からできる実践策を紹介します。

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① 🟧よくある誤解:「入社したら育つ」はもう通用しない

現場に放り込むだけの“昭和型OJT”が離職を生む

「現場で覚えるのが一番だ」
「最初は怒られて覚えろ」
──そんな言葉、いまだに建設業ではよく聞きます。

しかし、これが離職率の一番の原因です。
若手や未経験者にとって、現場は“情報量の洪水”。
安全管理・作業手順・用語・人間関係──すべてが新世界です。

フォロー体制がないと、不安が“放置”され、
やがて「自分には向いてないかも」という誤解につながります。
つまり、辞める理由の多くは本人の問題ではなく会社の構造なんです。


② 🟧フォロー体制=「安心の仕組み」こそが採用力になる

面倒を見ているようで、“気づかれていない”現場フォロー

「うちはちゃんと面倒見てるよ」と言う会社ほど、
実は“体系化されていない”。

・誰が新入社員の教育を担当するか決まっていない
・最初の1週間のスケジュールがバラバラ
・社長やベテランが声をかけるタイミングが曖昧

これでは、せっかくのフォローも**“個人の優しさ頼み”**で終わってしまいます。
大事なのは、「見えるフォロー」「仕組みで回る安心」です。

現場フォローを**“制度として見せる”ことで、
求人原稿でも「教育体制がある会社」として信頼を得られ、
結果的に
応募数が増える**という副次効果も生まれます。


③ 🟧人事部長時代に実践した“フォロー設計の見える化”

3ヶ月で離職率を半減させた実例

私が人事部長をしていた建設会社でも、
かつては入社3ヶ月以内の離職が40%超という状態でした。

そこで導入したのが「入社後フォロー表」制度。

  • 1週目:社内ルール・安全教育・1on1面談
  • 2〜4週目:現場同行+日報フィードバック
  • 2ヶ月目:簡易評価+課題面談
  • 3ヶ月目:配属前ヒアリング+昇給査定

この仕組みを全社員に共有し、
フォロー状況を「見える化」しました。

結果、半年後の離職率が40%→18%に改善。
しかも若手の紹介応募も増え、採用単価も下がったのです。

関連して、フォロー制度を原稿設計に落とし込む方法は
👉 こちらの記事で詳しく解説しています


④ 🟧中小企業でもできる“3ステップフォロー体制”

「制度を作る」ではなく「仕組みで回す」考え方

ステップ1:メンター(教育担当)を固定する

先輩社員を“教育担当”として明示。
「誰が教えるか」を最初に決めるだけで安心感が生まれます。

ステップ2:1on1ミーティングを月1回実施

「最近どう?」の一言が離職を防ぐ。
1on1の内容は簡単なメモでOK。
大切なのは“聴く時間”を制度化すること。

ステップ3:3ヶ月後に“会社として”感謝を伝える

人事・社長から「よく頑張ったね」と直接言葉をかける。
この1回が、驚くほど社員の定着を変えます。

フォローはコストではなく採用コスト削減の投資です。

この仕組み化の考え方をまとめた記事もあります →
👉 採用成功の具体ステップはこちら


⑤ 🟧実績:フォロー体制強化で「採用コストが半減」した話

採用後の改善が採用前の成果を変える

入社後フォローを整えると、

  • 定着率が上がり、再採用コストが減る
  • 社員紹介が増え、応募単価が下がる
  • 「安心して働ける会社」として評判が上がる

実際、私の支援先企業では、
年間採用コスト200万円 → 95万円に削減
しかも施工量は1.5倍に増加。

フォロー体制は“育成”だけでなく“採用ブランディング”にも直結します。
つまり、入社後の動線設計こそ採用戦略の完成形なのです。


⑥ 🟧「フォロー動線設計マニュアル」note紹介

採用後3ヶ月で“辞めない仕組み”を作る完全テンプレート

この記事で触れた「入社後フォロー設計」は、
noteでテンプレート付きで解説しています。

  • フォロー表テンプレート
  • 面談チェックリスト
  • 新人教育ロードマップ

これらを実務ベースで再現可能な形で収録。
価格は**¥20,000**ですが、1人辞めずに残れば十分に元が取れます。
「知らないまま放置するコスト」の方が、ずっと高い。

👉 noteで読む(¥20,000)


⑦ 🟧まとめ:「採用は“気合”ではなく“仕組み”」

入社後フォローができる会社は、人が育ち、人が集まる

建設業の採用課題は「人が来ない」ではなく「人が続かない」。
だからこそ、入社後フォロー体制が採用戦略の要になります。

フォローとは“甘やかす”ことではなく、“支える”こと。
制度よりも習慣、気合よりも仕組み。

採用職人の採用支援サービスでは、
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