予算0円でも採用はできる。現場が動いた“自社採用戦略”の真実

広告ゼロでも人は集まる?──建設業の“無料採用成功”の真実
「うちは広告費を減らしたら応募が止まる」と思っていませんか?
実は、広告費ゼロで年間20人を集めた建設会社があります。
本記事では、Indeed無料枠と自社採用サイトを活用し、
“お金をかけずに応募を増やす”実例と構造を解説します。
採用職人は建設業に特化した中小企業様向けに採用支援サービスを提供しています。
採用でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。御社の成長を加速させる機会を。
なぜ“広告ゼロ”で200人も応募が来たのか?
「広告を出しても反応がないのに、広告費ゼロで応募20人?」
多くの社長がそう驚きます。
でも実際、私は元人事部長として、無料媒体だけで年間20人の応募を集めた会社を担当しました。
不思議なことに、予算をかけなくなってから応募が増えたんです。
「無料でそんなに来るわけがない」
「どうせ一時的な話でしょ?」
そう思う方ほど、今日の記事を読んでください。
無料採用の成功は偶然ではなく、構造で再現できる現象です。
現場が抱えていた“採用疲れ”の実態
当時のその建設会社は、従業員10名の中小企業。
年間200万円の広告費を投じても応募が10件も来ない状況でした。
現場は慢性的に人手不足で、職長が1人で3現場を掛け持ち。
社長はこう嘆いていました。
「求人広告会社に頼んでも、現場が楽にならない。もう何を信じればいいかわからん」
まさに“採用疲れ”。
広告会社との打ち合わせも消耗戦で、次第に「広告を出すこと=採用活動」と化していました。
しかし、そんな会社が広告費ゼロで応募20人を達成したのです。
きっかけは「考え方を180度変えた」ことでした。
“媒体選び”ではなく“応募導線”を変えた
成功の理由は、実は媒体ではありません。
Indeed無料枠を使っていましたが、それ自体はどの会社でも使えます。
決定的に違ったのは、応募導線の作り方。
一般的な会社は「求人を出す → 応募を待つ」ですが、
この会社は「興味を持たせる → 応募しやすくする → 面接につなぐ」までを一貫設計しました。
その結果:
- 広告費:0円
- 応募数:20件/年
- 面接率:68%
- 採用数:2名
- 採用単価:3万円未満(※内製工数換算)
つまり、有料広告を使わず採用単価を20分の1に削減。
これは「奇跡」ではなく、設計図通りの結果でした。
👉参考:「“採用しても辞める”建設会社が見落としている、人手不足の本当の理由」
https://recruit-worker.com/?p=382
現場の声から生まれた“無料採用設計”
「そもそも求人を出しても、誰が来るのか?」
この問いに、社長自身が真正面から向き合いました。
そこで始めたのが、“現場インタビュー”。
職長や若手社員にヒアリングして、求人原稿を現場の言葉で書き直したのです。
たとえば従来の原稿では
「安定した環境で長く働ける方を募集」
これを現場の言葉に変えると、
「雨の日も風の日も、一緒に現場をつくる仲間を探しています」
この一文だけで、応募率は約2.5倍に上昇。
“キレイな求人”より、“本音の求人”が刺さるのです。
👉参考記事:「建設業の技術者採用、なぜうまくいかない?現場視点で解く“人が集まる条件”」
https://note.com/recruit_worker/n/n4e915e7b9c51
Indeed無料枠を活かす“3つの導線戦略”
多くの会社が無料掲載を使っても成果が出ないのは、構造を設計していないからです。
この会社が行った導線戦略は以下の3つ。
① 検索キーワードを“現場語”に最適化
「建設 作業員」ではなく、「外構職人」「解体スタッフ」「左官補助」など、実際に求職者が検索する言葉で設計。
これだけで、Indeedの表示回数が約4倍に。
② 原稿タイトルを“目的ワード+行動ワード”に
例:
✕ 「建設作業員募集」
〇 「手に職をつけたい方へ|未経験から始める外構職人」
タイトル1つでクリック率が平均2.3倍に。
③ 応募フォームを“3クリック以内”に短縮
外部リンクや問い合わせページを排除し、応募ボタンを最短導線に設計。
結果、応募完了率が72%に上昇。
👉関連して、「応募が来ない会社がやっている致命的な3つの間違い」も参考になります
https://note.com/recruit_worker/n/nf74aa69a4333
自社採用ページを“情報ではなく導線”で設計
もう一つの鍵は、自社サイト。
多くの会社は「会社紹介ページ」はあるものの、「採用ページ」が存在しない。
この会社は、WordPressテーマを使い、
- 代表メッセージ
- 仕事内容
- 社員の1日
- 応募フォーム
だけの4ページ構成で採用サイトを自作しました。
デザインは簡素でしたが、要は“応募までの距離”が短い。
結果、このページだけで年間応募の**約40%**を占めました。
👉参考:「求人広告会社任せにしない仕組み構築」
https://note.com/recruit_worker/n/n6e28f38f4c09
無料採用を成功させた実務プロセス
この会社の採用担当は、社長+事務員1名。
特別なスキルも人員もなし。
それでも以下の流れで“採用システム”を内製化しました。
- ステップ1:無料媒体(Indeed無料枠+Googleしごと検索)で求人掲載
- ステップ2:自社採用ページを整備(テンプレート活用)
- ステップ3:週1回データを確認し、原稿を微調整
- ステップ4:現場インタビューを月1回更新
- ステップ5:応募者管理をスプレッドシートで統一
わずか3ヶ月で応募数が3倍に。
半年後には**「もう広告を出す必要がない」**状態に。
👉このテーマをもう少し掘り下げたい方は → 採用成功の具体ステップはこちら
成功の裏にあった“面接改革”
実は、応募が増えても採用が決まらない時期がありました。
原因は「面接の質」。
面接担当者が5人いて、それぞれ評価基準がバラバラ。
そのため、良い人を逃していたのです。
そこで導入したのが、“面接チェックシート”。
評価項目を5つに統一し、「印象ではなく事実」で判断。
これにより、採用率は47%→70%に改善。
👉関連記事:「面接で“いい人”を落とさないために」
https://note.com/recruit_worker/n/nc6b3f6a2ad33
数字で見る無料採用のROI(投資効果)
| 指標 | Before(広告時代) | After(無料化後) |
|---|---|---|
| 広告費 | 200万円 | 0円 |
| 応募数 | 8件 | 20件 |
| 採用数 | 2名 | 2名 |
| 採用単価 | 100万円 | 約3万円 |
| 定着率 | 45% | 82% |
つまり、費用ゼロで定着率が約2倍。
これはもはや「節約」ではなく、経営戦略の再構築です。
無料採用の真価は“自社が採用をコントロールできる”こと
広告に頼らない採用の最大のメリットは、コントロール権の奪還です。
掲載をやめても応募が止まらない。
現場の写真や言葉を変えるだけで反応が変わる。
それが「自社採用構造を持つ」強さ。
そして、これこそが中小建設業が今後生き残るための必須条件です。
👉関連記事:「求人広告会社任せから脱却!建設業が“自社で採用をコントロール”する方法」
https://recruit-worker.com/?p=414
採用職人の支援サービス
現場採用のノウハウを体系化した採用職人の採用支援サービスでは、
求人設計から無料媒体の最適化、自社採用サイト構築までを一貫サポート。
「広告に頼らず採用を増やしたい」企業様に最適です。
御社の採用成功を“構造”で再現しませんか?
noteで学べる再現ノウハウ
今回の実例の仕組みを詳しく解説したnoteはこちらです。
- 初心者採用に特化した求人原稿テンプレート〜経験ゼロから応募が集まる“建設業向け原稿の型”〜
- 採用がうまくいかない会社の共通点:「求人広告を出す前に考えるべきこと」
- 「応募が来ない会社」がやっている致命的な3つの間違い
価格は¥4,980〜¥20,000。
広告1回分の予算で、永続的に応募が集まる仕組みが手に入ります。
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「無料採用」とは、“自社を磨くこと”
広告をやめる=採用を諦める、ではありません。
むしろ、自社の採用力を取り戻す第一歩です。
応募20人を生んだのは、無料媒体ではなく、
“現場と経営が一体になって採用を考えた構造”でした。
採用は、気合でも金額でもなく「設計」で決まる。
今日から始められる無料採用の第一歩は、
「求人原稿を現場の言葉で書き直すこと」です。

