【採用のコツ】自社サイトを“最強の無料媒体”にする仕組み

広告費を払わないと採用できない──それ、本当ですか?
「無料のIndeed枠なんて意味ないですよ」
求人広告会社の営業マンは、そう言ってあなたの不安を刺激する。
そして提案されるのは、有料プラン・特集枠・長期掲載。
だが、実際のところ──無料媒体でも“設計次第で応募は集まる”。
この記事では、私が人事部長として年間200万円の広告費をゼロにし、
「Indeed無料枠+自社採用サイト」だけで応募200人/採用20人を実現した仕組みを解説する。
採用職人は建設業に特化した中小企業様向けに採用支援サービスを提供しています。採用でお困りのことがありましたら、お気軽にご相談ください。御社の成長を加速させる機会を。
「無料=効果がない」という固定観念
「無料枠で応募なんて来るわけない」
「どうせ上位に出ないし、埋もれるだけ」
──そう決めつけている会社が多い。
しかし実際は、“無料”というだけで効果を見限るのは早計だ。
Indeedの無料枠は、Google検索と同様に「求人内容の関連性」と「クリック率」で順位が決まる。
つまり、お金より中身で勝負できる構造になっている。
無料でも“構造を整えれば”上位表示できる
Indeed無料枠は有料広告と同じ検索結果に表示される。
違うのは「上に出るスピード」だけだ。
たとえば、求人原稿のタイトルに「職種+勤務地+特徴(例:未経験OK)」を含め、
本文の冒頭に「仕事内容+給与+休日」をまとめる。
これだけでCTR(クリック率)が1.7倍に上がる。
また、更新頻度も重要。
無料枠は“投稿後の日数”で順位が下がるため、3〜5日に1回再掲載すると常に上位に戻れる。
実際、私が支援した会社では次のような結果が出ている。
| 施策内容 | Before | After(無料枠運用) |
|---|---|---|
| 広告費 | 月20万円 | 0円 |
| 応募数 | 月4件 | 月35件 |
| 採用単価 | 約150万円 | 約38万円 |
実例:広告をやめた瞬間、“応募が増えた”
ある建設会社A社では、毎月求人広告に20万円をかけていたが応募はほぼゼロ。
営業担当者からは「無料枠は意味がないので、もう少し予算を」と提案され続けた。
思い切って広告をやめ、自社サイトを整備してIndeed無料枠に連携したところ、
最初の1ヶ月で応募12件、3ヶ月目には応募40件に増加。
その理由は明確だった。
- 原稿内容を“読みやすく整理”
- スマホで1分以内に応募できるフォームに変更
- 現場社員の写真とコメントを追加
つまり、「無料」ではなく「構造」が成果を決めていた。
関連して、こちらの記事でも詳しく解説しています →
建設業の社長が知らない「求人広告会社の営業マン」が絶対に教えない真実
実行法①:自社採用サイトを“母艦”にする
無料媒体の力を最大化するには、「自社採用サイトを母艦にする」ことが前提条件だ。
ここを整えないままIndeed無料枠を使っても、流入が散ってしまう。
最低限の構成
- トップ:会社の理念+写真
- 採用情報ページ:職種別1ページ構成
- 応募フォーム:2クリック以内で完了
さらに、Googleしごと検索(Google for Jobs)対応を設定すれば、
自社ページが無料で検索結果に出る。
CMS(WordPressなど)を使えば、専門知識がなくても構築可能だ。
1度作れば、更新は社員でもできる。
実行法②:Indeed無料枠を“運用設計”で回す
無料枠を成果に変えるには、運用ルール化が不可欠だ。
3ステップで回す「無料運用の型」
- 週1回、求人タイトルと冒頭を更新
→「新着扱い」になり露出が復活 - クリック率を分析し、改善点を特定
→タイトルと給与表記でCTRを上げる - 応募フォームをテストして離脱を減らす
→入力項目を削減し、スマホ最適化
このループを続けることで、“無料でも成果が積み上がる”状態を維持できる。
関連して、こちらの記事でも触れています →
「求人広告会社任せ」から脱却!建設業が“自社で採用をコントロール”する3つの方法
実行法③:応募導線を“軽く短く”設計
無料媒体では、“応募までのハードル”が結果を大きく左右する。
フォームの入力項目が多いと、応募完了率は下がる。
実際、Indeed社の調査でも「入力項目5つ以下」で応募完了率が2倍になるとされている。
おすすめは:
- 「名前・電話・職種希望」だけの簡易応募フォーム
- 「まずは話を聞きたい」ボタンで心理的ハードルを下げる
- 応募完了後に“LINE面談”へ誘導する
これで応募率は平均1.8倍、離脱率は半減する。
実行法④:社内で“運用担当”を決める
無料枠運用は、広告代理店が代わりにやってくれるものではない。
しかし逆に言えば、社内で担当者を決めて動かせば競合に勝てる。
1人の担当が「週1回の更新」「月次データ確認」を習慣化するだけで、
半年後には安定した応募母集団ができる。
私の支援先でも、最初は「無料でそんなことできるの?」という半信半疑だったが、
3ヶ月後には広告費ゼロで安定採用を実現している。
実行法⑤:数字で運用を可視化する
「更新しても効果が見えない」と感じるのは、データを見ていないからだ。
GoogleアナリティクスやIndeed管理画面で、
- PV(閲覧数)
- CTR(クリック率)
- CVR(応募率)
この3指標を週1回確認するだけで、改善サイクルが回る。
たとえばCTRが2%以下なら「タイトルが弱い」、
CVRが低ければ「応募導線に問題がある」。
数字を“見る”だけで採用の精度は確実に上がる。
実例:無料運用で「応募200人」を達成した仕組み
私が人事部長として運用した際は、
- 自社採用サイト構築(WordPress)
- Indeed無料枠投稿×週1更新
- 応募フォームの最適化
この3点を実施しただけで、応募はゼロ→200人に。
しかもその7割が「無料媒体経由」。
採用単価は平均150万円→40万円に。
広告費をゼロにした分、
現場教育や社員定着施策に再投資できた。
→ 関連記事:「応募が来ない時代に、なぜあの会社だけ採用できるのか? 採用競争の勝ち方」
まとめ:採用費を削る=“設計力を磨く”こと
無料媒体を使いこなす会社の共通点は、「広告依存をやめて構造に投資している」ことだ。
Indeed無料枠、自社採用サイト、応募導線──
どれも“無料”で始められるが、運用の設計次第で成果は何倍も変わる。
採用は“お金を使う競争”ではなく、“仕組みで勝つ競争”へと変わっている。
🔸 採用職人の採用支援サービス紹介
現場採用のノウハウを体系化した採用職人の採用支援サービスでは、
求人設計から応募導線の最適化までを一気通貫で支援しています。
御社の採用成功を実現する実務設計を、今すぐ体験してみませんか?
関連して読みたい記事
- 「求人会社に任せても採用できない理由──建設業が自社でやるべきこと」
- 広告費をかけても応募が来ない理由は“キーワード選定”のズレにある
- 建設業の離職率を下げる会社の共通点とは?定着率を上げる採用と育成の仕組み
結論
無料求人媒体は“意味がない”のではなく、“正しく使われていない”だけ。
Indeed無料枠と自社採用サイトを組み合わせれば、
採用費をかけずに応募を増やす“再現性ある仕組み”ができる。
採用は気合でも予算でもない。
「構造で勝つ」時代が、すでに始まっている。

